食べ物の消化には、酵素が欠かせません。
消化酵素には食べ物に含まれる栄養を分解して、体内に吸収されやすい形にするサポートをする働きがあります。消化を良くするためには、消化酵素が多く含まれる食品を食べることが大切になります。
では、どのような食品に酵素が含まれているのでしょうか。 酵素が多く含まれる食べ物には、野菜や果物などがあります。
野菜はタマネギ・大根・ニンジン・ブロッコリー・かぼちゃ・ほうれん草・トマト・かぶなどです。
タマネギには、タンパク質を分解する酵素のプロテアーゼが含まれています。デンプンを分解する酵素のアミラーゼが多い野菜には、大根・かぶ・ニンジン・ブロッコリー・かぼちゃなどがあります。
それから脂質を分解する酵素が多い野菜は、ほうれん草・大根・トマトです。 また、果物はバナナ・パイナップル・キウイ・グレープフルーツなどです。
果物は比較的手軽に食べられるので、不足している酵素を補うには最適な食べ物といえます。
生ジュースにしたり、スムージーに加えるなどしても美味しく頂くことができます。 ただし、酵素は熱が加わると壊れてしまうので、体内に取り入れる際には熱を加えずに調理をすることが重要です。生野菜をサラダにしたり、すりおろしたりすると細胞膜が壊れるのでより酵素の力を活性化することができます。
野菜や果物は鮮度が良い方が酵素が多く含まれているので、出来るだけ新鮮な物を選ぶと良さそうです。
逆に鮮度が落ちるにつれて、酵素量は大幅に減ってしまいます。 それから野菜や果物以外の食品には、納豆・味噌・チーズ・漬物など発酵食品が挙げられます。
発酵食品には乳酸菌なども多く含まれているので、腸内環境を良くしてくれる働きもあります。そのため便秘を解消するのにも効果的です。
また、お酢にも酵素が多く含まれています。特にお酢の中でも黒酢には、酵素の力を活発化するアミノ酸やクエン酸も豊富に含まれているので効果的です。